【例文7選】ゼミ経験をガクチカに書く方法|アピールできる強みや注意点

ガクチカでゼミ経験をアピールするとき、「どう書いたら内容が伝わるのか」「他の人とどうしたら差別化できるのか」と悩んでいる人は多いのではないでしょうか。

ゼミでの経験はガクチカとして取り上げる就活生が多いため、ポイントを押さえ、企業の目に留まる文章で書くことが大切です。

本記事では、ガクチカでゼミ経験を効果的にアピールするコツや差別化するためのポイント、参考になる例文を紹介します。

ガクチカでゼミを取り上げるのは効果的?

結論として、ガクチカでゼミを取り上げるのは効果的です。ゼミでは学生生活で学んできた内容から、興味のある分野やテーマを絞り、深く研究します。最終的には、研究結果を論文やプレゼン資料にまとめて発表するケースもあるため、学生時代に最も注力したこととしてアピールできるのです。

アルバイトやサークル活動、資格取得などをアピールするのも1つの考えですが、実績を残していない場合はアピールしにくい欠点があります。ゼミの活動なら、規則正しい学生生活を送ってきた証明にもなるため、面接官や採用担当者に好印象を与えられるでしょう。

以上の理由から、ガクチカでゼミの活動を取り上げるのは効果的といえます。

ガクチカでゼミを取り上げる4つのメリット

興味・関心を伝えやすい

ガクチカでゼミを取り上げることで、どのようなことに興味や関心を持っているのかを伝えやすくなります。なぜなら、「数あるゼミの中から、所属したいものを1つ選択した」という背景があるからです。

ゼミの活動は、研究テーマについて専門的な知識を深める活動であるため「◯◯◯について興味・関心がある」という姿勢のアピールに繋がります。面接官や採用担当者にも「◯◯について興味・関心がある人」というイメージを与えやすくなるのです。

特にゼミでの経験や研究テーマが、志望する企業の職種と関連性のある内容なら、より説得力を持たせられるでしょう。

ガクチカを通して、自身の興味・関心をアピールするできるので、ゼミ活動のテーマはおすすめといえます。

文章構成を考えやすい

文章構成を考えやすくなることも、ガクチカでゼミを取り上げるメリットの1つです。「どのような努力をしてきたか」について、ストーリー性を持たせやすいからです。

面接官や採用担当者はガクチカを通して、目標達成に向けた努力の過程をチェックしています。目標達成のために不足していたスキルの取得や、課題解決まで試行錯誤した過程などを、時系列を追って説明しやすいのです。

また目標達成に向けてた行動は、仕事で結果を残すためにも重要な姿勢です。「企業で活躍できる人材」というアピールにも繋げやすいため、ゼミの活動をガクチカでアピールするのは有効といえます。

エピソードに独自性が出る

ガクチカでゼミの経験を取り上げることは、エピソードに独自性を生み出せるメリットがあります。一括りに「ゼミ活動」と表記できても、研究テーマや取り組み方は、学生によって異なるからです。

例えば、同じゼミに所属する2人の学生が「林業」に関する研究に取り組んでいたとします。1人の学生が「バイオマス」について、もう1人の学生が「植林」を研究テーマに設定していたならば、異なるゼミ活動のエピソードが生まれます。

万が一、2人の学生が同じ「バイオマス」について取り組んだとしても、過程や研究結果は異なるため、瓜二つのガクチカが生まれるとは言い切れません。

以上のことから、ゼミ活動はオリジナリティが生まれやすくなるため、面接官や採用担当者の目に留まりやすくなるのです。ガクチカの文章に独自性を出すなら、ゼミ活動をアピールする方向で、作成に取り組みましょう。

組織内での役割を伝えることができる

ゼミ活動では、必ずチームで行動することが求められます。そのため、集団の中で自分がどのような役割で力を発揮できるのかを伝えることができます。

業務を行う際にもチームで行動することがほとんどであり、入社後のイメージがつきやすいため、採用担当者に好印象を与えることができます。

例えば、ゼミでリーダーを務めていた経験をアピールすれば、入社後も人を引っ張る存在に成長することが期待できるでしょう。

ガクチカでゼミを取り上げるデメリットとは?

ガクチカでゼミを取り上げるデメリットは、他の学生とテーマが被りやすいことです。説得力や独自性を持たせやすい分、ガクチカのテーマに取り上げられやすい傾向があります。

特に、情報量が少ない文章を作成してしまうと、企業から「真面目に取り組んでいない印象」を抱かれ、信頼感を削いでしまいます。

オリジナリティ説得力を出すには、取り上げるエピソードや伝え方などを工夫して作成することがポイントです。

一括りに「ゼミ活動」と表記できたとしても、テーマや研究過程は学生によって異なります。活動内容を具体的に深掘りして、被りにくいゼミ活動のエピソードに繋げましょう。

ゼミに関するガクチカでアピールする強みの例

個人研究の場合

  • 計画性
  • 対応力
  • 忍耐力
  • 探究心
  • 情報整理力
  • チャレンジ精神
  • 課題発見・解決力

個人研究は、ご自身1人でテーマの決定から研究結果のまとめまでを行います。全ての工程を1人で遂行する経験から、上記の強みをアピールしやすいでしょう。

ぜひ上記の内容を参考にして、ご自身の強みを棚卸ししてみてください。

グループ研究の場合

  • 主体性
  • 傾聴力
  • 協調性
  • リーダーシップ
  • コミュニケーション能力

グループ研究は、チームの一員として研究に取り組むことが特徴です。

チームとして円滑に取り組むためにも、メンバーの意見をまとめたり、進捗を管理したりなど、個人研究とは異なる活動が生じます。

グループ研究に打ち込んできた方は、ぜひ上記の内容を参考にガクチカを作成してみてください。

研究内容をそのまま仕事に活かせる場合

理系専門職など、ゼミや研究室での研究が入社後の業務にそのまま活かせる場合には積極的にアピールします。そのためにも、まずは業務内容をしっかりと確認し、関連のある研究をしているかどうかを吟味する必要があります。

実際に書く際には、専門用語を適度に使いながら簡潔に研究内容を伝えることで、採用担当者にも即戦力になることが伝わるでしょう。また、この場合は研究内容への理解が深い面接官も多いと考えられ、多少の専門用語であれば使っても問題ありません。

ただし、研究内容を詳しく書くというよりも、わかりやすく伝えることを意識して書くようにします。

ゼミに関するガクチカの構成と書き方

結論

まずガクチカの冒頭は、結論から述べるように構成しましょう。結論を提示せずに文章を展開してしまうと、読み手は焦らされている感覚に陥ってしまうからです。

冒頭から、ゼミの活動内容や研究テーマを述べてしまうと「結局、何を伝えたいんだろう?」と、結論がわかりにくくなってしまいます。

しかし、冒頭で結論を提示しておくことで「◯◯について説明しているんだ」と、ガクチカの全体像を把握しやすくなります。

さらに冒頭で結論を言い切ることで、読み手は「どうして?」と理由や解説を意欲的に知りたくなるのです。

そのため、ガクチカの冒頭には結論を記載しましょう。

背景・動機

ガクチカの結論を作成できた後は、ゼミ経験の背景や動機を記載しましょう。「ゼミを選んだ理由」を明記することで、ご自身の興味関心を読み手に理解してもらいやすくなります。

なお「感覚で選んだ」「先輩に誘われて選んだ」などの場合は「配属後、何に力を入れようと思ったのか」を伝えましょう。

また、ゼミを選択する背景・動機には、他の学生と差別化を図る効果もあります。「何を基準にしてゼミを選択したのか」を分析してみましょう。

目標・困難

ゼミに関するガクチカには、目標や困難を含めた文章を含めましょう。

目標や困難を洗い出すことで、入社後も目標や課題と向き合いながら仕事できる人材だとアピールに繋がるからです。

壁にぶつかった経験や、苦しかった経験を明記することで、読み手が情景を思い浮かべやすくなります。

「研究過程や実習で失敗した」「チームメンバーの作業分担に頭を抱えた」など、些細なエピソードでも構いません。失敗経験と併せて「何を努力したか」に触れることで、より説得力のある文章にできます。

目標と困難の深掘りをすれば、唯一無二のガクチカに近づくため、ぜひ一度振り返ってみてください。

対策・結果

ガクチカの説得力をアップするためには「困難に対して、どのような対策を取ったか」や「どのような結果を残したのか」を明記しましょう。

研究テーマについて努力した内容や、工夫した内容を関連させ、成果を伝えると効果的です。 

しかし、目標を達成できているかは重視されないことを覚えておきましょう。なぜなら企業側は、志望者がどんな人なのかを把握したいからです。

目標を立てた経緯や、研究に取り組む姿勢などを通して、志望者の考え方や価値観などが確認されます。

ガクチカを考える際は、研究結果の有無にとらわれないようにしつつ、対策や結果を具体的に明記しましょう。

発揮した強み

ゼミ経験に関するガクチカを作成する際は、活動を通して発揮した強みを明記しましょう。

発揮した強みは、長所や得意なこととも捉えられ、 自己分析を踏まえて書き出すことがポイントといえます。

また長所については、面接でも質問されやすい内容のため、面接対策としても大切な手順なのです。

なお、ご自身の強みを把握するためには、自己分析を行う必要があります。1人で考えるのが困難な場合は、友人や教授、家族などに確認するのもおすすめです。

まずは、ゼミでの活動の中で、どんな働きかけをして「感謝されたか」「貢献できたか」を振り返り、書き出してみましょう。

得た学び

ゼミについてガクチカを作成する際は、経験を通して得た学びを文章の最後に記載しましょう。

ゼミ経験のストーリーと合わせて強みをアピールすることで、より印象に残るガクチカに仕上がるからです。

得た学びを棚卸しする際のポイントは、研究に打ち込む前後で「自身の何が変わったのか」を振り返ることです。

また、学びを通して「企業や職種にどう貢献できるか」を明記するのも有効です。「入社後にどんな活躍ができるか」と説明できれば、企業にマッチする人材として印象に残りやすくなります。

企業に求められる人材やスキルに応じて、ゼミ経験のエピソードを締めてみましょう。

【アピール要素別】ゼミに関するガクチカの例文3選

リーダーシップをアピールする場合

例文

大学時代はゼミ長として「リーダーシップ」を発揮し、ゼミ生の意見交換を活発化させることに尽力しました。

具体的には、誰でも参加しやすい研究室内でのオリエンテーションの場を設けるという方法です。研究室以外のイベントやスケージュールなどの関係で、ゼミ生の交流が少ない状況でした。

そのため、ゼミ活動の初日や出席率が高い日にオリエンテーションを行った結果、壁を感じない交流の活性化を実現できました。

ゼミ生や教授との距離感が近くなり、積極的に意見交換しながら研究に取り組めるようになりました。

貴社に入社した後も「リーダーシップ」の発揮および向上に注力し、前線で活躍できる人材として貢献いたします。(300字以内)

上記の文章は、主体的に取り組んだゼミ長の経験を深掘りし「リーダーシップ」としてアピールしています。

リーダーシップに関するガクチカを作成する際は「役割を担った後の行動」に視点を置いて、文章を構成してみましょう。

また上記の文章は、「意思決定力」「積極性」を交えてアピールできると、よりリーダーシップがある人材であることを印象付けられます。

志望する企業が、複数人で1つのプロジェクトに取り組む方針を取り入れている場合に有効なアピール方法といえるでしょう。

協調性をアピールする場合

例文

大学時代はゼミ活動に注力し、円滑なグループ研究の実現に貢献しました。

グループ研究の開始当初は役割分担が漠然としていたため、個人研究に近い状態が続いており、このペースでは研究発表に間に合わないと不安を感じました。

そこで、ゼミ生ごとの得意分野を分析し、作業分担する方法を提案しました。また進捗の報告会を定期的に設け、お互いにフォローしながら進めることで全体の効率化を測りました。

結果、研究発表よりも1週間前に完成し、本番では教授からお褒めの言葉をいただくことができました。

この経験からチームで作業を進めるときは周囲と協力し、適切な役割分担と同じ目的に向かうことを意識した取り組みが大切なことを学びました。この協調性を仕事においても発揮していきます。(350字以内)

上記のように、チーム単位で課題解決に取り組んだ行動は「協調性」としてアピールするのをおすすめします。協調性は、社会人になってからも求められるスキルの1つですので、職種を問わずアピールしやすいメリットもあります。

また、協調性をアピールする際は、ゼミ生との関わりを通して「結果を出すために何をしたのか」「どんな影響を与えたのか」を説明しましょう。エピソードの深掘りに繋がるため、より説得力のある文章に仕上がります。

最後の企業で協調性をどう活かすかについて、もう少し具体性を持たせられると、働いている姿を想像してもらいやすく、よりアピールに繋がります。将来性も伝えられるように意識しましょう。

行動力をアピールする場合

例文

私はゼミ活動において、強みである行動力を発揮し、効率的な議論のサポートを行いました。

私が所属しているゼミでは意見交換を重んじてるため、議論が活発に行われているのですが、そこで出た意見や考えを記録していないため、同じテーマを繰り返していることが度々あり非効率であることに気がつきました。

 

そこで自ら記録係を担当することを提案し、議論の振り返りと取りまとめに努めました。記録を行うことで重複した議論を防ぎ、論点がズレているときには過去の議事録をもとに軌道修正するようフォローすることで、1回の議論の時間を15分短縮することができるようになりました。

入社後も失敗を恐れずに、現状の改善に取り組む姿勢を大切に積極的に行動したいと考えています。(350字以内)

上記では「率先して行動できる」という強みを、ゼミでの取り組みに絡めながらアピールしています。

なぜ議論の内容を記録しようと思ったのか、背景が書かれているため、チーム全体のことを考えた取り組みであることがわかります。

また記録を取ることで、「同じテーマの議論の重複を防ぐ」「軌道修正のフォローをする」といった、具体的な改善点をあげているのもポイントです。結果として、議論時間を15分短縮できたことも、取り組みの結果としては十分にアピールできるできる要素となっているでしょう。

抽象的にな印象にならないためにも、具体的なアクションの前後にストーリー性を持たせた表現を意識してみましょう。

【文字数別】ゼミに関するガクチカの例文2選

400字で構成する場合

例文

大学時代は「ゼミ活動」に注力し、ゼミ対抗の研究発表で特別賞を受賞できました。

研究テーマには、◯◯地区の自然災害対策を取り上げ「少子化が懸念されながらも、どのような取り組みを実施しているのか」を研究しました。

現地の首長や住民、自治体へのインタビューを通して、ヒアリング調査を実施し、実地調査から得た情報を元に、課題解決のプロジェクトを考案しました。

しかし実地調査の結果をまとめる際、メンバーの間で意見が割れ、円滑な意見交換が難しい局面に陥ったのです。

そこで私は、異なる意見を否定せずに受け入れる姿勢を意識して、メンバーと向き合うようにしました。結果、少しずつ意見の擦り合わせが進み、納得のいくプロジェクトを考案できました。

この経験がなければ、研究発表で特別賞を受賞できていなかったと実感しています。

以上を踏まえて、相手の意見を尊重しながら、チームの一員として貢献することの大切さを学びました。(400字以内)

400字のガクチカを構成する場合は「ストーリーが300字」「入社後の意気込みが100文字」を目安に記載しましょう。

特にガクチカの目的は、企業側に「採用したい」と感じてもらうことです。経験した事実だけを伝えるのではなく、入社後に貢献する情景をイメージしてもらえるように伝えましょう。

また、自身の強みが「どの場面で生まれたのか」を具体的に伝えて、企業側の理解度を高めるように意識することが大切です。

200字で構成する場合

例文

私はゼミ活動のゼミ長として、リーダーシップを発揮しました。

1つの研究に対しメンバーの得意不得意に合わせ担当を振り分け、進捗の確認を行いながら、遅れやミスが発生しないよう配慮することに努めました。また定期的に意見交換の場を設け、チームの雰囲気作りを心がけました。

結果、研究発表会では教授から「A評価」をいただきました。求める結果を出すためには、分業と仲間の理解を深めることが大切であることを学びました。(200字以内)

ガクチカを200字で構成する場合は「何が強みなのか」「どんな人間なのか」にポイントを絞って作成しましょう。

ゼミ経験を細かく伝えにくいですが「経験を通して学んだことを、企業でどう活かすのか」がポイントであることには変わりありません。端的に文章をまとめましょう。

さらに200字のガクチカでは、研究内容や得た学びなどを長文で記載せず、面接で話すのを想定するのがポイントです。面接の質問を通して、深堀りしたくなるような文章を意識して作成しましょう。

ガクチカでゼミの経験を伝える注意点

わかりやすい言葉を使う

ガクチカでゼミの経験を伝えるときは、わかりやすい言葉を使いましょう。研究テーマや専門的な知識がない人でも理解できる表現を意識して作成します。

特に、一般に馴染みの薄い専門用語は、面接官や採用担当者がすんなりと文章の内容を理解しにくくなってしまいます。最悪の場合、あなた自身がアピールしたい内容が伝わりにくい印象を与えてしまうのです。

ガクチカを作成する際は、専門用語や表現を噛み砕き、読み手がすんなりと理解できるよう文章を作成しましょう。

万が一、専門用語以外の表現が見つからない場合は、補足の文章を追記するのをおすすめします。

数字を積極的に盛り込む

数字を積極的に盛り込むことで、ゼミの経験を具体的かつ印象的に伝えることができます。

例えば、研究テーマに関する統計や分析の結果を説明する際「いくつかのデータを得られました」と表現するのは、少々抽象的な印象を与えます。面接官や採用担当者は「いくつなの?」と疑問を抱きながら内容を把握することになるため、ストレスに感じてしまうでしょう。

しかし、「3つのデータを得られました」と数字を使って説明することで、直感的かつ端的にイメージを伝えられます。

ガクチカの文章を作成する際は、「数字を使って伝えられる内容がないか」に着目して取り組んでみてください。

求められる人物像を意識する

ガクチカでゼミの経験を伝えるときは、企業が求めている人物像を意識した文章を作成するのがおすすめです。なぜなら、面接官や採用担当者は、企業の価値観や考え方と志望者がマッチしているかを知りたいからです。

企業側としても、人材採用は時間と労力を割く作業であるため、慎重に吟味したいと考えています。また社員が退職する際も、各種手続きや業務の引き継ぎなどが発生するため、長期的に働いてくれる人材を求めているのです。

以上を踏まえて、企業は志望者のエピソードや経験を聞き、価値観や考え方に相違がないかを知ろうとしています。ガクチカでゼミ経験をアピールするときは「企業が求めている人物像」を予め理解した上で適切にアピールしましょう。

企業との相性を考慮する

ガクチカでゼミ活動について書く際は、ゼミでの研究内容と企業での業務内容の相性がどのくらいなのかによって書く題材を変えましょう。

前述のように、研究内容を業務に活かせる場合には、研究内容を積極的にアピールしましょう。一方、研究内容と業務の関連がそれほど無い場合には、ゼミでの学びに対する姿勢や過程をアピールします。

例えば、ゼミ内での役職や成し遂げたことがあればアピールできるとともに、チームで業務を行う上で不可欠な協調性やリーダーシップなどを伝えることもできるでしょう。

結果だけを書かない

ガクチカでは、研究の実績や成果が重視されると思われがちですが、それ以上に大事なのがそれらの成果を出すまでの過程です。どのような部分に困難を感じたのか、どのように問題を解決したのかに人柄が現れるためです。

ゼミの研究内容が活かせなかったとしても、チームで協力して研究を進めるためには共通の要素が必要になります。全ての仕事に通じる要素を見つけてアピールしましょう。

専門用語は最小限に収める

ガクチカは、採用担当者に正しく伝わることが最優先です。そのため、研究内容の詳細すぎる説明は避け、専門用語もなるべく使わないようにしましょう。

ただし、理系の専門職(IT、建築、技術系など)は業務と自分の研究内容が直結するため、正しく伝える必要があります。この場合、面接官もその分野に詳しいことが多いため、分かりやすく伝えるための専門用語であれば使ってかまいません。

ガクチカでゼミを取り上げて選考通過に繋げよう!

ゼミに関するガクチカは「どのような活動をしたのか」「経験を活かして、どのように貢献できるか」を簡潔にまとめることが大切です。

また、ゼミ経験をガクチカのテーマとして取り上げる学生は多いため、独自性が伝わる構成を意識して書くこともポイントといえます。

本記事で紹介した内容や例文を参考にして、まずはガクチカに記載する情報の棚卸しから始めてみましょう。

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