トヨタ自動車(TOYOTA) 株式会社の基本情報
トヨタ自動車(TOYOTA)の本選考・インターンの選考において、ES(エントリーシート)で実際に聞かれた質問の内容やその回答例を公開しております。また、トヨタ自動車(TOYOTA)の事業内容や社風、業界内での立ち位置、今後の経営計画など、多角的な情報を加味した回答例をAIが生成しています。これにより、より詳細な回答例を作成し、皆様の選考準備・選考突破をサポートいたします。
総合職のES(エントリーシート)の回答例
23卒 本選考ES
Q. これまでにチーム・仲間と協力して取り組んだこと
A. 私は、チームメンバーとともに金型グランプリで優勝を目指しました。私たちは、モータコアを生産できる金型を製作するために、設計案を提案しました。3つのチームに分かれ、それぞれが設計案を出し合いました。私たちのチームは製品搬入から排出まで自動化することを目指し、排出機構を設計しました。他のチームのアイデアも取り入れ、加工段階では2ヶ月の期限の中で共同作業を行いました。ミスを最小限に抑え、金型を完成させ、トライ1回目で成功を収めました。銀賞を受賞し、チーム全員で1つのモノを作り上げた達成感を味わいました。
Q. これまでに最も力を入れて取り組んできたこと
A. 私は高校時代、クラブ活動であるよさこい踊りに打ち込んできました。最初は踊り子としてチームに貢献したいと思い、自主練習に励んでいましたが、なかなか上達しないことに悩んでいました。そこで先輩に相談し、傘隊に加わることを勧められました。傘隊への参加を決意し、先輩や傘隊長の指導を受けながら自主練習を重ねた結果、最高学年で傘隊長を務めることができました。私の活躍をきっかけに男性メンバーも増え、チーム全体のレベルアップにもつながりました。全国大会では考案した振り付けを披露し、50チーム中2位という成績を収めることができました。その経験から、チーム全体を引っ張るリーダーシップや柔軟な発想力を身に付けることができたと感じています。
Q. トヨタでやりたいこと,それに繋がる強み・能力・経験 (300字以内)
A. 私は、カーデザイナーや設計者が思い描いたデザインを金型で実現し、誰からも魅力的だと感じるクルマを創りたいです。次世代車両のボデーは高意匠性やハイテン化が求められるため、高度なプレス技術が必要になると予想されます。大学でプレス用金型を構想設計から製品生産までを一貫して行った経験から、金型が製品の形状、品質を決めると考えるようになりました。また、AIを用いたデータ解析を経験し、最適な製造プロセスの発見や量産の不良率ゼロを実現することができました。これらの経験を活かし、トヨタでプレス生産技術者として活躍したいと考えています。
Q. 修士での研究内容 (800字以内)
A. 修士課程では潤滑剤が塗布された耐熱合金の摩擦係数の変化に焦点を当てた研究を行っていました。加工中に摩擦係数がどのように変化するかを正確にシミュレーションすることで、材料特性をより正確に把握することを目指しました。開発した摩擦係数モデルを耐熱合金に適用するためにリング圧縮試験を実施し、シミュレーションと機械学習を組み合わせて最適な摩擦係数を同定するシステムを構築しました。結果として、予測精度を60%改善することに成功しました。これからはアーム型ロボットを活用して材料特性のみならず、鍛造時の最適化にも取り組んでいきたいと考えています。
Q. 学部時代の研究内容 (800字以内)
A. 学部時代には、耐熱合金を対象とした変形抵抗の研究を行っていました。耐熱合金は航空機エンジン部品に使われており、熱に強く錆びにくい特性を持っています。熱間鍛造においては、大変形を伴う加工において問題が生じることがあります。そのため、正確な変形抵抗の求め方やシミュレーションが重要となります。具体的には、円柱圧縮試験を行い、逆解析を用いて熱間条件下での耐熱合金の変形抵抗を求めました。最適化方法として、式計算のみで変形抵抗を最適化する方法や有限要素解析シミュレーションを用いる方法を考案しました。これらの研究を通じて、材料特性と製造プロセスの関連性を深く理解することができました。
Q. 工夫したこと
A. 私が工夫した点は、加工中に変化する摩擦係数を表現できる摩擦モデルを2つ考案したことです。摩擦係数が加工中に上昇する理由が潤滑膜の膜切れであり、表面積拡大比と潤滑膜の厚さに高い相関があったため表面積拡大比の関数として表現しました。始めに多直線型モデルを考案しました。多直線型モデルでは変数の数と境界条件により同定精度が左右されるためその2つについて改善を繰り返しました。同定精度は高かったものの変数が多いことから同定時間が長く、実験点が少ない場合収束しないという問題がありました。そこで変数の数が少なく各変数に物理的な意味があるモデルとしてシグモイド型モデルを考案しました。その結果多直線型モデルと比べ、実験点が少ない場合でも正確に同定することができ、同定時間は1/3に短縮することができました。
22卒 本選考ES
Q. 学生時代に力を入れて取り組んだこと
A. 私は大学院から現在の研究室に移り、やるからには挑戦したかったため、新規研究を自ら立ち上げ、簡素なデバイスで精度を向上させること目標とし、力を入れて取り組んできました。新規研究の立ち上げということもあり、0からのスタートという点に苦労しました。当初はパソコンでシミュレーションのみを行い研究を進めていく予定でしたが、ハードウェアによる影響も考慮する必要性があると分かり、並列して実機実験を行うことを決意しました。まず、現状で私が利用できる研究機器・場所、加えて実験を行うにあたって必要な機器とソフトウェアをまとめ、実験の意義や可能性、今後の方針と合わせて担当教員に提案しました。その結果、実現可能であると判断され研究に着手できました。初めは、未知の分野に苦戦しましたが、書籍やネットを利用し、とにかく一度自分の力でやってみることを意識しました。まず自分で考え、不明点を明確化し、その上で教授や研究室の仲間からアドバイスを受ける、というサイクルを粘り強く続けることで、理解を深めていくことができました。現在まだ改善策を模索中ですが、この経験で学んだ、企画から結果を出すまでの一連の流れは、如何なる仕事においても重要であると実感し、貴社においても、この経験を活かし、熱心に粘り強く仕事に取り組みたいと思っております。
Q. 学生時代チームを巻き込み成果を出したこと
A. 学生時代、サークルの企画担当として学園際での出店を成功させました。目標の5万円の利益を上げるために、19人のチームで協力しました。部員のアイデアを取り入れ、無料で機材を調達する方法を模索し、SNSをうまく活用して集客力を高めました。最終的には6万円の利益を達成し、チームワークと協力の大切さを学びました。
Q. 研究内容
A. 研究内容:
無線IoT通信において、全二重通信を実現することを研究テーマとしています。端末AとBが同時に送受信する際に生じる自己干渉を消去する新手法を提案し、情報データのみを送信できるようにしています。この手法はパターン信号を用いず、従来の方式と同程度のデータ誤り率を目標としています。実験による評価を通じて、通信環境の推定を必要とせず、高い情報伝送効率を実現することを目指しています。
Q. 自動車業界の志望動機
A. 交通事故をなくすために、安全な車を開発することが私の使命だと考えています。幼い子を失った親の悲しみを目の当たりにし、自らも一人の運転手として恐怖を感じることがあります。だからこそ、自動車業界で働き、社会に安心して暮らせるモビリティ社会を築くことに貢献したいと強く願っています。
Q. 修士論文の作成にあたり苦労をした点、工夫した点をご記入ください。(1000文字以内)
A. 私は修士論文の作成にあたり、効率的な研究を行うために計算プログラムを活用しました。実験の前に結果を予測することで、短期間で実験結果を得ることができました。研究室に必要な装置がなかったため、外部の研究室の装置を借りることになりました。計算プログラムを独学で学び、あらゆる実験結果を予測するためにエネルギーの大きさを計算しました。結果的に実験での最適条件を導き出し、自分が推定したメカニズムを証明することができました。予め準備をしっかりと行うことで効率的に研究を進める大切さを学びました。
Q. 修士論文の内容をご記入ください。(1000文字以内)
A. 私は修士論文で、ケイ素化合物の新規合成法を確立しました。ケイ素化合物はその特性から幅広い分野で利用されており、私は高温を必要としない合成法を模索しました。イリジウム触媒を利用し、ケイ素部分のみを抜き取る方法を開発しました。この方法により、従来よりも低温で反応を進行させることが可能となり、より効率的にケイ素化合物を合成することができました。この研究を通じて、環境負荷が少ない新たな合成法の可能性を示すことができました。