自己PRと長所の違いとは?同じ内容にならない書き方のコツ【例文あり】

エントリーシート(ES)には、「自己PRや「長所(短所)」の欄が設けられています。両方の記述を求められた場合、違いが分からず書き分けに悩む人も多いのではないでしょうか。

一見同じように見えますが、それぞれ問われるのは求められる内容、役割が異なっているからです。最適な人材を採用するためには、どちらの質問も不可欠です。違いを正しく理解し、的確な回答をすることで好印象を与えることができるでしょう。

この記事では、自己PRと長所を的確に書き分けられるよう、両者の違いを企業の視点から説明します。またアピール力を高める書き方長所短所の一覧も掲載しています。

企業が聞きたいことにはっきり応える記述で、ライバルに差がつくESを仕上げましょう。

就活における「自己PR」と「長所」の考え方とは?

長所は自己PRで伝えられる内容の一部

言葉の意味から考えると、長所は自己PRに挙げる内容の一つです。

自己PRの目的は、自分の強みを相手に伝えることです。強みが伝われば、内容は問いません。長所はもちろん、資格やスキルを挙げるのも良いでしょう。社会人の場合、肩書きや経歴を持ち出す人もいるかもしれません。自己PRに長所を挙げても何らおかしなことはないのです。

ただし、就活では事情が異なります。質問が細分化されており、長所や資格は別に聞かれることがほとんどです。本来自己PRに書ける内容に差別化を求められるため、応募者は混乱しがちです。

就活では自己PRと長所は別物として両方聞かれる

就活では、自己PRと長所を別々に聞かれます。自己PRの内容に長所を挙げるわけにはいきません。

項目を分けて質問するのは、応募者を多角的に判断するためです。企業は多岐にわたる質問を設け、応募者のさまざまな側面が見られるよう工夫します。自己PRだけで表現させるのではなく、長所や資格、ガクチカなど複数の項目から応募者の適性を判断するのです。

項目が細分化されることで、自己PR欄に書ける内容も絞られます。結果として、「仕事につながる強みを示す場」になるのです。

同じ内容はNG!企業目線で考える自己PRと長所の違い

自己PRは仕事に活かせる強みを聞かれる

自己PRと長所の違いは、企業目線で考えると分かりやすいでしょう。企業が自己PRで知りたいのは、「あなたが仕事につながる強みを持っているか」です。

企業が採用するのは、自社の利益になる人材です。自己PRで仕事につながる強みをアピールしてもらい、「業務を円滑に進められるか」「会社を成長させる芽があるか」を判断します。新卒の場合、経験や実績でのアピールはできません。あなたがこれまでの人生で得た学びから、ポイントを探ると良いでしょう。

たとえば、「部活のチームワークから協調性を学んだ」「アルバイトで課題解決能力を身につけた」「世界中を旅した経験で、多角的に物事を判断する目が培われた」といった経験は、仕事につながる学びです。

仕事につながる強みが分かれば、企業は適性を判断できます。協調性がある人なら、チームの一員として力を発揮する姿が想像できます。多角的に物事を捉える人なら、アイデアマンとして、業務に風穴を開ける役割が期待できるかもしれません。

長所は人柄の判断材料で社風への適合を見られる

社風への適合も選考で重視される要素です。長所は、人柄が社風に合うか判断する材料になります。

長所は「他人や社会に影響を与える、その人の優れた部分」です。一般的に、就活では性格面にフォーカスします。能力は「特技」や「資格」「自己アピール」など他の項目に書けるからです。

性格が他人に伝わると、それはあなたの人柄として認識されます。企業はあなたの人柄を正確に把握し、社風との適合を確かめます。

企業が人柄を重視するのは、事業の円滑な推進に不可欠だからです。会社はチームで業務を推進します。社員一人ひとりが自分の役割を自覚し、互いに協力し合わなければ、日々の業務は成立しません。「従業員の雰囲気に馴染めるか」「会社の理念や思想(企業風土)に適応できるか」は、軽視できない要素なのです。

自己PRと長所がかぶる人は企業目線で区分を

自己PRと長所がかぶる人は、企業目線に立ち、「何を求められているか」を考えましょう。求められている要素が異なる以上、書くべき内容も差別化しなければなりません。

自己PR:企業は仕事への適性を判断するため、仕事につながる強みが求められる。経験から得た学びを取り上げると良い。

 

長所:企業は社風への適合を判断するため、人柄の伝達を求められる。性格上の美点を挙げると良い。

以上をしっかりと認識し、書き分けを行いましょう。

差別化のポイントは「仕事につながる強み」「人柄の伝達」を、それぞれの役割を強く意識し記述することです。

たとえば、「優しい」「好奇心旺盛」などは、直接仕事につながる強みにはなりません。長所欄で人柄の伝達に使うべき内容です。

一方で「物事を論理的に考え解決に導ける」「リーダーシップがあり人を引っ張れる」といった内容なら、仕事に活かせる強みです。自己PR欄に書くと良いでしょう。

自己PRと長所を効果的に伝える2つの手法

自己PRと長所を効果的に伝えるには2つの手法があります。

  • 自己PRと長所で異なるアピールポイントを挙げる
  • 自己PRと長所で同じアピールポイントを使い、書き分ける

自己PRと長所は戦略的に書かないと、似た内容に陥りがちです。上記いずれかの手法を意識することで、内容を差別化できます。

それぞれのメリット・デメリットを踏まえ、自分に合った手法を選択しましょう。

自己PRと長所で異なるアピールポイントを挙げ多様性を示す

アピールポイントが複数思いつく人は、自己PRと長所を関連させずにそれぞれ別のアピールポイントを伝えることができます。項目を切り分け、2つのポイントをそれぞれ具体的にアピールすることができます。

<メリット>複数のアピールで多角的に判断してもらえる

アピールポイントが2つあることで、企業はよりあなたの魅力を感じやすくなります。たとえば自己PRで観察力の鋭さを、長所で社交性をアピールすれば、協調性を大切に業務にあたる中で、課題を発見し解決する能力を期待できます。

仮に自己PRに書いたアピールポイントが採用担当者の心に十分届かなくても、長所に異なるアピールポイントがあれば、「この人にはこんな魅力もあるんだ」と魅力を感じてもらえるかもしれません。企業は多角的にあなたを判断できるため、内定の可能性を広げられます。

<デメリット>アピール不足でES全体が弱まる恐れがある

複数のポイントを挙げることで、一つひとつのアピール力が弱まる恐れがあります。

ESで書ける文字数は限られています。一つの項目では十分にアピールしきれない場合も多いでしょう。魅力を伝えきれない状態で複数のアピールポイントが並ぶと、読む人は中途半端に感じます。結果として、ES全体の効果が弱まり、選考から除外される可能性もあるでしょう。

記述の際には、それぞれの項目で十分にアピールできるよう注意が必要です。

自己PRと長所で同じポイントを掘り下げてアピールする

自己PRと長所に、同じアピールポイントを使う方法もあります。文字量によるアピール不足を防げるため、おすすめです。

たとえば「優しい性格」をアピールポイントに据えるなら、長所欄には「人の気持ちに寄り添う優しさ」を、自己PR欄には「顧客ファーストを実現する共感力、傾聴力」などを書きます。ESの内容に一貫性が生まれ、読む人に伝わりやすいESになります。

<メリット>ポイントを深められESのアピール力が強まる

アピールポイントを一つに絞ることで、内容を深められます。限られた文字数で表現するESでは、一つの項目で魅力を伝えきれない場合があります。

複数の項目で同じアピールポイントを取り上げることで、ポイントを深掘りでき、十分に魅力を伝えられるでしょう。ES全体から一貫した魅力が感じられ、強く訴求できます。

<デメリット>効果的にポイントを分けるのは意外と難しい

アピールポイントを一つに絞る場合、ポイントを自己PRと長所に分けなければなりません。分け方を誤ると、アピールポイントから外れたり、項目ごとに差別化できなかったりと問題が生じがちです。アピール力が弱まるだけでなく、一貫性のない記述で読みづらく感じられます。

記述の前に、アピールポイントにずれがないか、「仕事につながる強み」「人柄の伝達」に役割分担できているか、入念に確認する必要があります。

企業が求める自己PR・長所の具体例一覧

一つのアピールポイントを自己PRと長所に分ける場合、まずは長所から考えると良いでしょう。長所はアピールポイントをそのまま書ける場合もあり、取りかかりやすいからです。

長所で伝えるのは人柄です。人柄とは、「他人が感じるあなたの魅力」を示す言葉です。長所は「人や社会に影響を与える美点」でなければなりません。

たとえば「優しさ」をアピールするなら、「人の気持ちに寄り添う優しさ」とアレンジすると、より適切な表現になるでしょう。

一方、自己PRは容易には導けません。「仕事につながること」を念頭に置かなければならないからです。業務に必要とされる力を理解した上で記述する必要があります。事前に企業研究を行い、求められる人物像を明確にしましょう。

ニーズのある人物像が分かったら、長所を「仕事につながる強み」へ変換します。以下の具体例を参考にしてください。

<「長所」から変換した「自己PR」の具体例>

アピールポイント長所(人や社会に影響を与える美点)自己PR(仕事につながる強み)
優しい人に寄り添える優しさがある顧客ファーストを実現する共感力や傾聴力がある
明るい人を笑顔にする、元気にするのが得意物事を前向きに捉え、どのような困難も楽しく乗りきれる
積極的目の前の物事に積極的に取り組める新たな仕事や困難にも果敢に挑戦し、自分の力に変えられる
社交的人とすぐに打ち解け輪を広げられる組織の一員として協調性を持ち働ける
責任感があるどんな物事でも最後まで責任を持ってやり遂げる困難な仕事でも粘り強く取り組み、必ず全うする
好奇心が強いさまざまなことに興味を持ち、能力を高められる新たな知識の習得やスキルの向上に積極的に取り組み、自分の力にできる
独創的自由な発想で物事を見つめ、斬新なアイデアを出せる困難に直面したとき、さまざまな角度から解決法を提案できる
観察力がある物事をじっくり観察し、的確な判断を下せる困難をじっくりと見つめることで課題を見つけ出し、適切な解決策を示せる
理解力が高い他人の考えや意見を端的に捉えられる仕事の全体像を端的に理解し、筋道を論理的に立て推進できる

自己PRと長所を書く前に準備すること

<自己PRと長所を書く前に行うこと>

  1. 自己分析でアピールポイントに据える特性を見つける
  2. 業界研究で仕事に必要なスキルや能力を理解する
  3. 企業研究で応募先企業のニーズと社風を捉える

ESを書く前に上記3つを行い、内容を戦略的に定めてから書き始めましょう。

これらはどれが欠けても良いESには仕上がりません。自分自身を知らなければ、長所も強みも導けないでしょう。業界や応募先企業を知らずに、アピールポイントを見定めるのは不可能です。まずは自分のアピールポイントを洗い出しましょう。

自己分析でアピールポイントに据える特性を見つける

長所にも自己PRにも、自己分析は必須です。自分自身を深く知らずに、不適当なアピールポイントをつくるわけにはいきません。自分を客観的に見つめ、企業にアピールできるポイントを明確にしましょう。

自己分析に役立つのが、これまでの人生で得た学びです。学業、アルバイト、部活動、旅行、ボランティア活動、恋愛、友人関係……、どんな出来事でも構いません。あなたが大きく心を動かされたことを列挙します。そのとき何を感じ、どう成長したかを考えましょう。

過去の学びを見つめることで、「何に価値を置いているか」「物事にどのように対処するか」など、思考や行動面での特性が明確になります。仕事で活かせる特性を見つけ、アピールポイントに据えると良いでしょう。

業界研究で仕事に必要なスキルや能力を理解する

業界研究では、業界全体の現状と展望から求職者に求められるスキルや能力を明確にします。自己分析で導き出したアピールポイントが、業界から求められる能力に適合するか確認しましょう。

たとえばDX化の波に対応し、新しいことを貪欲に覚えることが必須の業界ならば、好奇心の強さや積極性がアピールポイントに最適です。ニーズに合わないアピールポイントのまま進めると、内容が魅力的でも採用担当者には響かない可能性があります。

現状の課題を把握するには、時代の推移の中でどのような困難が生まれ、どう変化が問われるかを明確にすると良いでしょう。困難に対応する力が、現在のニーズです。

展望を知るには、長期的な視点に立ちます。業界誌や専門記事を参考に、業界の10年後、20年後を予測しましょう。将来の変化に対応できる力が、今後生まれるニーズです。変化に自覚的な企業なら、こちらのニーズを優先するでしょう。

企業にとっての理想は、現在と将来両方のニーズを満たせる人材です。できるだけ理想に近づけるよう、アピールポイントを策定します。

企業研究で応募者へのニーズと社風を捉える

業界研究を行ったら、必ず企業研究も行います。同じ業界に属していても、企業ごとに特色があります。特色に応じて求められる力も異なるでしょう。企業特有のニーズをはっきりと認識することで、アピールポイントを絞れます。

企業研究は、社風を正確に把握する上でも重要です。どの会社にも独自の企業風土があり、それが社風を形成しています。合わない会社では仕事を続けられません。

パンフレットやホームページに掲載される代表者の言葉には、企業風土が現れがちです。書かれている内容に癖があれば、それが社風だと認識しなければなりません。ブログやSNSからは、社員の日常や会社の雰囲気が垣間見えます。

強みを伝える自己PRの書き方

論理的に自己PRする構成「4ステップ」

①アピールしたい強み(端的に)

②①が自分の強みと言える理由

③強みを発揮した具体的エピソード

④入社後、仕事で強みを活かす方法

以上の流れは、強みを論理的に説明する構成です。4つのステップを意識することで、説得力のある自己PRをつくれます。

①結論ファーストでアピールしたい強みを伝える

まずはあなたの強みを記述します。企業が知りたいのは、「仕事につながる強みの具体的内容」です。真っ先に結論を書き、企業の問いかけに応えましょう。

結論がいつまでも現れないと、何が言いたいか分からない印象を与えてしまいます。自分が伝えたいアピールポイントを冒頭で提示しましょう。

②アピールする内容が自分の強みと言える理由を書く

強みを挙げたら、それが自分の強みと言える理由を記述します。強みを発揮した経験や、自覚したきっかけなどを書くと良いでしょう。

③で具体的エピソードを挙げるため、ここでの理由は短くて構いません。

③強みを発揮した具体的エピソードで説得力を持たせる

強みを発揮した具体的なエピソードを書きます。ここの記述が文章の出来を左右します。②の理由を支える内容になっていることを確認しましょう。

ポイントは、できるだけ細かく伝えることです。いつどのような場面で、誰に対し、どう強みを発揮したか、あなたは何を感じ、何を学んだのか具体的に書きましょう。説得力がある内容になれば、強みが企業にはっきりと伝わります。

④入社後どのように仕事で強みを活かすか、抱負を書く

最後に強みを仕事にどう活かすか、具体的な抱負を書き、仕事への意欲を示します。企業が欲するのは、あくまでも「仕事ができる人材」です。強みが仕事につながることを示さなければ、アピールになりません。

強みと仕事がつながらないなら、別の内容で考え直す必要があります。一貫性のある内容を意識しましょう。

自己PRに長所を取り入れ一貫性を出すのがポイント

自己PRに長所の内容を取り入れると、ES全体に一貫性が生まれます。一つのアピールポイントを異なる角度から伝えられ、アピール力の高いESに仕上がるでしょう。

自己PRに長所を取り入れる際には、長所を「仕事につながる強み」へ変換しなければなりません。企業研究で社員に求められる力を知り、応募企業のニーズを満たす内容になるよう工夫しましょう。

長所から「仕事につながる強み」への変換例は、前述した「企業が求める自己PR・長所の具体例一覧」を参考にしてください。

注意したいのは、仕事につながる強みと企業のニーズとの不適合です。企業のニーズから外れた記述では、どんなに良い内容でも振り向いてもらえません。企業研究で導かれたニーズに沿う内容で、強みを策定すると良いでしょう。

長所を仕事へのアピールにつなげた自己PRの例文

例文

私は困難にしっかりと向き合い、原因を突き止め解決に導く力があります。大学入学以来続けてきた学習塾での個別指導業務で、さまざまな個性を持つ子どもの成績を上げた実績があるからです。

勉強ができない理由は一人ひとり異なります。勉強の仕方が分からず習慣づけできない、誘惑に勝てない、発達障がいの特性など、さまざまです。私は対話を大切にし、勉強を阻害する要因を探ることから指導を始めます。要因が分かれば、克服に向けたカリキュラムも作成できます。信頼関係を培いながら要因を突き止め、成績を上げる感動はひとしおです。

この経験を活かし、入社後はどのような業務の困難も乗り越えていきます。困難な仕事に逃げずに向き合い、仕事を難しくする原因を突き止め、解決していきたいです。自分なりに成功の法則をつくり、貴社で大成していきたいと思います。(400字以内)

課題発見力や課題解決能力を強みに据えた文章です。強みを示すこと(結論)から始め、結論を持つに至った理由、具体的なエピソードと続き、入社後の抱負で締めくくります。能力の根拠や、仕事でのビジョンが分かりやすく、説得力のある文章に仕上がっています。

課題発見力や課題解決能力はどのような仕事でも求められます。しかし「学生時代に獲得した」と自信を持って言える人は多くないでしょう。アルバイトで課題の発見や解決を日常的に行っている人は、ライバルに大きなアドバンテージがあります。特にこの文章では「成績の向上」が客観的証拠になり、説得力があります。

なお、今回掲げたアピールポイントは「観察力」です。仕事につながる能力に変換した場合、課題発見力や課題解決能力に結びつけると自然です。

人柄を端的に判断できる長所の書き方

短くても長所を分かりやすく伝える構成

①あなたの人柄が分かる長所(一つのみ)

②長所が人や社会に影響を及ぼした具体的なエピソード

上記の流れで構成することで、長所を分かりやすく伝えられます。一般的に長所欄は狭いことが多く、自己PRほどの量は書けません。200字程度を目安にまとめるよう工夫します。

文章が短い場合も、結論ファーストで書く姿勢に変わりはありません。企業が知りたいことに真っ先に応えましょう。その後で具体的なエピソードに移り、説得力を持たせます。

長所を通して企業が知りたいのは、「人柄が社風に適合するか」です。企業研究で社風を確認した上で、求められる人物像を明確にして書き始めましょう。

文字数に留意した書き方がポイント

長所では文字数に留意する必要があります。狭い枠をびっちりと文字で埋めるのは、おすすめしません。読みづらい上に、企業も長い回答を想定していないからです。

エピソードは短く

長所は「結論」と「エピソード」の2部構成です。文字数はエピソードの部分で削るしかありません。どのような場面でどう長所を活かしたか、最低限分かる記述を心がけます。

取り上げる題材は、どのようなものでも構いません。人柄の判断に利用するため、仕事につながるエピソードにこだわる必要もないでしょう。あなたの「人となり」が最も伝わる内容を選択します。

冗長な表現をしない

<文字数を増やす冗長表現の例>

  • ~することができる(「~できる」で表現可能)
  • ~ということだ (「~だ」で表現可能)
  • 単語の重複(例:受注を受ける)
  • 同義語(例:「約~」と「~程」)
  • 接続詞の多用(省略しても意味が通じることが多い)
  • 余計な前置き(本題に入る前の導入や、文脈と関係のない説明)

短く書くためには、冗長な表現を避け、簡潔な文章を目指しましょう。

これらを避ければ文字数が削減され、言いたいことをわかりやすく伝えることができます。限られた文字数で最大限に長所を伝えるためには、なくても意味が通じる言葉や文章は極力削っていきましょう。

人柄が伝わりやすい長所の例文

例文

私の長所は、困難にもめげずに向き合う強さです。

私は複数のプログラミング言語を学んでいます。独学では困難を感じ、学習が進まなくなることが多々あります。そのたびにコードを一つひとつ確認し、つまずきの原因を明らかにすることで乗り越えてきました。

不明瞭な点や未消化な部分がはっきりすれば、解決に向けた勉強方法を見定められます。自力で解決し、プログラムが動いたときの喜びは格別です。(200字以内)

「長所を仕事へのアピールにつなげた自己PRの例文」と同じ「観察力」をアピールポイントに据えた例文です。観察力は、そのままでは長所につながりません。困難に直面したときに対象をじっくり観察し、的確な判断を下せる力を誇示することで、長所が分かりやすく伝わります。

この文章の良いところは、判断力だけでなく、愚直に努力する姿勢向上心など、他の要素も透けて見えるところです。人柄が深く感じられ、社風との適合を判断しやすいでしょう。実際の業務で頑張る姿も想像できます。

企業のニーズを意識し、「この人が欲しい」と思わせる力のある例文です。

「長所短所」を指定された場合の書き方

企業によっては「長所」だけでなく、「長所短所」を書くよう指定する場合があります。長所だけのパターンよりも幾分長く書けるものの、文字数に余裕があるわけではありません。長所と短所の配分をうまく考え、構成を練る必要があります。

長所と短所を適切な配分で伝える構成

①あなたの人柄が分かる長所(一つのみ)

②長所が人や社会に影響を及ぼした具体的なエピソード

③長所から導かれる短所

④短所克服に向けた努力

長所短所は、上記の構成で進めるとうまく書くことができます。ただし、長所と短所を半々で書けば良いわけではありません。企業が知りたいのは、あなたの人柄です。人柄が伝わる長所をしっかり伝えた方が、企業のニーズに適っています。長所が幾分長くなるよう、留意しましょう。

短所も、長所と同様に結論ファーストで書きます。ただし、短所に関しては結論だけが大切なわけではありません。克服のためにどう動いているか、改善策も重視されます。③と④はセットで考えると良いでしょう。

なお、③と④の間には何も入れないよう注意します。短所に気づいたきっかけや、具体的なエピソードは不要です。

長所と短所を関連させて書くのがポイント

長所と短所は別々に書けるものの、同じ内容を裏返しで書くのがおすすめです。たとえば「柔軟性の高さ」を長所に持つ場合、「意思決定が遅れがち」「優柔不断」などが短所として挙げられるでしょう。長所短所は表裏一体です。切り離して考えるのではなく、多角的に見て、同様の内容を伝えられるポイントを洗い出してみましょう。

どんな長所も短所になり得ると自覚する

どんな長所も、捉え方を変えれば短所になり得ます。長所を誇るだけの人よりも、長所がもたらす悪い面も自覚し行動できる人の方が、仕事で力を発揮します。

仕事は人と人との関係で成立します。さまざまな価値観を持つ人が集まれば、長所がもたらす悪い面に目が向く人もいます。長所は短所にもなり得ると自覚し対策を打たなければ、人間関係を円滑に構築できないときもあるでしょう。

長所のアピール力を高めるためにも、長所の裏側に潜む短所を自覚し、克服に努力する姿勢を示さなければなりません。しっかりと改善策まで提示できれば、より採用しやすい人材になるでしょう。

一覧で見る長所と短所の関係性

長所がもたらす悪い面に想像を巡らせれば、短所は自ずと導かれます。自己の客観的な認識が深まり、改善策を考え実行できるようにもなるでしょう。

参考までに、長所と短所の「裏返しの関係」を一覧で提示します。あなたの長所がどのような短所になり得るか、確認してください。

<長所と短所の「裏返しの関係」一覧>

長所(人や社会に影響を与える美点)短所(長所の裏返し)
人に寄り添える優しさがある他人を尊重しすぎ自己主張が弱い
人を笑顔にする、元気にするのが得意悩みの本質を理解せず表面的な声掛けを行いがち
目の前の物事に積極的に取り組めるリスクを考えず行動し慎重さに欠ける
人とすぐに打ち解け輪を広げられる特定の人との深い関係を構築しにくい
どんな物事でも最後まで責任を持ってやりきる完璧主義になりがちで融通が利かない
さまざまなことに興味を持ち、能力を高められる特定分野の専門家になりにくい
自由な発想でものを見つめ、斬新なアイデアを出せる定められた枠の中で物事を考えられない
物事をじっくり観察し、的確な判断を下せる直感を信じることができず、決断に時間がかかる
他人の考えや意見を端的に捉え、思考できる物事を理屈で考え解決法ばかり提示し、共感力が弱い

長所短所をしっかりと示した例文

例文

私の長所は、困難にもめげずに立ち向かう強さです。私は独学で複数のプログラミング言語を勉強しています。勉強では何度も困難につまずきました。そのたびにじっくりとコードを分析し、原因を特定した上で改善策を講じて乗り越えています。

一方で、一つの物事にじっくりと取り組むあまり、行動が遅くなる短所もあります。優先順位をつけること、全体像を意識することを心がけ、改善を図っています。(200字以内)

長所の裏返しとして短所を付け加えた例文です。困難に立ち向かう強さがある一方、行動が遅くなると自己分析しています。しっかりと改善策を示すことで、自分を客観視する力が感じられます。

長所と短所の配分も適切です。長所を長くすることで、企業への人柄の伝達を優先しています。

「人柄が伝わりやすい長所の例文」と長所部分の内容は同一なものの、より簡潔にまとめ、文字数を大きく増やさずに対応しています。最低限の文字数で要点を伝える良い文章です。

アピールポイントである「観察力」は、長所(短所)だけでは魅力を伝えきれません。しかし自己PRと合わさることで、内容を強化し合い、全体の訴求力が高まります。一つの項目では物足りなさを感じても、複数の切り口で記述すれば強い説得力も生まれるでしょう。

自己PRや長所(短所)を書くときに注意すること

自己PRと長所にずれや矛盾点がないか

自己PRと長所(短所)を仕上げたら、想定していた内容とのずれや矛盾点がないか読み返しましょう。

一つのアピールポイントを自己PRと長所に分けた場合、それぞれの記述で同じポイントをアピールしていることを確認します。

ありがちなのが、自己PRの内容が当初想定していたアピールポイントとずれるパターンです。一貫性が感じられない場合は、ESのアピール力が弱くなります。もう一度内容を見直しましょう。

自己PRと長所で別々のアピールポイントを挙げた人は、内容の矛盾に注意します。

たとえば長所に「自由な発想で斬新なアイデアを出せる独創性」を挙げているにもかかわらず、自己PRで「定められた仕事に責任を持ち完璧にこなす業務遂行能力」を挙げると、採用担当者はちぐはぐな印象を覚えます。

感性や発想力がなければ獲得し得ない独創性と、努力で向上する業務遂行能力とを、同時に持てる人は稀だからです。矛盾があると魅力が伝わらないので、注意しましょう。

応募企業で求められる人物像に適合するか

記述した内容が、応募企業で求められる人物像と適合することも確認しなければなりません。どんなに魅力的なアピールでも、企業のニーズと合わない限りは採用担当者の心に届かないからです。企業研究をしっかりと行い、書き始める前に方向性を見定める必要があります。

多くの企業は、欲しい人物像を明確にした上で募集をかけています。人物像に当てはまる人だけに採用を出せば、ミスマッチも起こりません。未知の可能性を感じる人や、斬新な価値観を持った人の採用にはリスクが伴います。

応募企業で求められる人物像をしっかりと把握しないと、選考のスタートラインにすら立てない可能性があります。内定を引き寄せるには、企業研究の結果に歩み寄る姿勢が必要です。

自己PRと長所で一貫したアピールを行えばESに差がつく!

自己PRと長所の記述は、似た内容になりがちで困難を生じやすい項目です。だからこそ、しっかりと差別化すればライバルに差をつけられます。

おすすめは一つのアピールポイントを掘り下げ、項目ごとに書き分ける方法です。自己PRには仕事につながる強みを、長所には人柄を書きます。同じアピールポイントを選ぶことで、アピール不足を防ぎ、ES全体の説得力を高めます。採用担当者は魅力を感じやすくなるでしょう。

ただし、企業研究のニーズに即していることが前提条件です。どんなに良い文章でも、ニーズがない内容では内定に至りません。努力を無駄にしないためにも、ニーズの把握を慎重に行ってください。

一貫した記述で、あなたの魅力を存分にアピールするESを仕上げましょう!

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自己PRで責任感をアピールするのは有効です。しかし、伝え方によってはマイナスなイメージを与えてしまう可能性も。効果的にアピールするためには、企業が求める責任感を正しく理解して伝えることが大切です。本記事では、自己PRで責任感をアピールする方法と評価されるコツ、例文を紹介しています。

【例文あり】自己PRで「集中力」を他の就活生と差別化して伝える方法

【例文あり】自己PRで「集中力」を他の就活生と差別化して伝える方法

自己PRにおいて、「集中力」は非常に強いアピールポイントとなります。しかし、多くの就活生がアピールする長所であるからこそ、エピソードに具体性を持たせ、自分らしさが伝わる内容に仕上げることが重要です。本記事では、自己PRで集中力をアピールする方法やコツ、例文から注意点まで徹底解説しています。

自己PRで「コミュニケーション能力」を個性的に伝える方法!【例文あり】

自己PRで「コミュニケーション能力」を個性的に伝える方法!【例文あり】

コミュニケーション能力は社会人に欠かせないスキルであるため、自己PRでアピールすると効果的です。しかし、就活生に定番の強みとなっているため、他者と差別化し、個性を出すことが重要です。 この記事では、コミュニケーション能力を自分らしく魅力的に伝える書き方とコツを解説しています。

自己PRで部活動をアピール!効果的に伝える書き方とは?【例文あり】

自己PRで部活動をアピール!効果的に伝える書き方とは?【例文あり】

よく「部活動をしている学生は就職で有利」という言葉を耳にします。確かに、部活で得られる経験は社会でも重要です。しかし、単に部活をしていることをアピールするだけでは魅力が伝わりません。 この記事では、自己PRで部活の経験を書くときのポイントを解説していきます。

自己PRで「気配り」を魅力的に伝えるためのコツとは?【例文あり】

自己PRで「気配り」を魅力的に伝えるためのコツとは?【例文あり】

「気配り」は他者と関わりを持って仕事をする社会人には重要なスキルであり、自己PRでアピールするには最適なテーマです。しかし、単に気配り上手と述べても魅力は伝わりません。どのような気配りが得意なのかを明確に伝えることが大切です。本記事では、気配りを自己PRでアピールする書き方やコツを解説しています。

自己PRの「あなたらしい写真」の選び方と効果的な紹介文の書き方【例文あり】

自己PRの「あなたらしい写真」の選び方と効果的な紹介文の書き方【例文あり】

自己PRで求められる「あなたらしい写真」。どのような写真を使うのがベストなのか悩む人も多いでしょう。今回は、自己PRで使う写真の選び方と写真の説明文を書く上でのポイントを徹底解説。写真に合わせて例文も紹介しているので、参考にしてください。

自己紹介と自己PRの違いとは?例文でわかる書き方のポイントとコツ【例文あり】

自己紹介と自己PRの違いとは?例文でわかる書き方のポイントとコツ【例文あり】

ESに記入する際、自己紹介と自己PRを混同していませんか?区別を曖昧にしていると、企業が求めている情報を伝えられず、アピールに結びつかない内容になりかねません。この記事では、両者の区別を明確にし、例文をもとに記述のポイントや効果的な書き方を紹介しています。

自己PRで継続力をアピールする!効果的な書き方とコツ【例文あり】

自己PRで継続力をアピールする!効果的な書き方とコツ【例文あり】

自己PRで「 継続力」を効果的にアピールするには、企業の求める人物像を分析し、どんな継続力が必要とされているのかを導き出すことが重要です。 この記事では、企業から評価される「継続力」を紹介しています。自己PRの基本構成、言い換え方法、例文を参考に、採用担当者に刺さる自己PRを作成しましょう。

自己PRがない!大きな結果がなくてもアピールできる書き方とは?【例文あり】

自己PRがない!大きな結果がなくてもアピールできる書き方とは?【例文あり】

「自己PRで伝えることがない。」と悩んでいる就活生も多いでしょう。成功体験や大きな結果がなくても、自己PRでは過程を伝えることでアピールすることができます。 この記事では、自己PRが書けない人に向けて原因や対処法、効果的にアピールする自己PRの書き方を例文を用いて解説しています。

【例文あり】ESの自己PRで性格をアピールするコツ|長所・短所一覧あり

【例文あり】ESの自己PRで性格をアピールするコツ|長所・短所一覧あり

ESの自己PRを通して性格をアピールすることは、自分の良さを企業へアピールする上で効果的な表現方法です。その際は、性格における長所を具体的なエピソードを交えて書くことが望ましいとされています。本記事では、ESの自己PRにおいて性格をアピールする際のポイント&例文について解説します。

自己PRでゼミを効果的にアピールするには?書き方を徹底解説【例文あり】

自己PRでゼミを効果的にアピールするには?書き方を徹底解説【例文あり】

就活時に作成する自己PRは、ゼミの活動をテーマにしても問題ありません。しかし魅力的な自己PRにするためには、ポイントを押さえて文章を構成することが大切です。本記事では、自己PRをゼミについて作成する際のポイントや各テーマごとの例文を紹介しています。

自己PRの文字数は何割が目安?作成手順から注意点まで徹底解説【例文あり】

自己PRの文字数は何割が目安?作成手順から注意点まで徹底解説【例文あり】

就活時に必要とされる「自己PR」は、文字数を意識して作成することが大切です。目安とされている文字を把握し、適切な割合で文章を作成しましょう。説得力を出すためには、文章の構成にも重きを置くことが大切です。本記事では、自己PRの最適な文字数と文字数に沿って作成する際のポイントを解説しています。

【例文あり】自己PRでリーダーシップをアピール!企業に評価されるポイントとは?

【例文あり】自己PRでリーダーシップをアピール!企業に評価されるポイントとは?

リーダーシップを発揮した経験がある人は自己PRでアピールするのがおすすめです。自分から率先して動けるリーダーシップを持つ人は企業への貢献度が高いと評価に繋がります。この記事では、自己PRでリーダーシップを効果的にアピールするためのポイントや注意点、ESの参考になる例文などを紹介します。

【例文あり】自己PRの箇条書きはあり?就活生と差別化してアピールする方法

【例文あり】自己PRの箇条書きはあり?就活生と差別化してアピールする方法

自己PRに箇条書きを使ってシンプルに強みをアピールすることは、担当者の目を惹きやすく効果的です。しかし、強みがわかりにくかったり、長文になってしまってはせっかくのアピールも半減してしまいます。この記事では箇条書きを自己PRで使うメリットや注意点、実際に使える例文も紹介しています。

自己PRで英語力を伝える!効果的にアピールする方法とコツを解説

自己PRで英語力を伝える!効果的にアピールする方法とコツを解説

就活に有利な英語力のアピール方法を解説。グローバル化が進む現代では、英語力がある人材は重宝されます。しかし自己PRで英語力があることだけをアピールしても印象には残りません。企業が求める英語力、自己PRの文章の組み立て方など、英語力を魅了的にアピールする書き方のコツを紹介します。

インターンシップ選考の自己PRの書き方|突破するコツと注意点【例文あり】

インターンシップ選考の自己PRの書き方|突破するコツと注意点【例文あり】

競争倍率が激しいインターンシップ選考では、説得力のある自己PRや、ライバルとの差別化がカギとなります。本記事では自己PR作成時の注意点や、差別化するコツについて解説しています。企業が注目しているポイントも紹介するので、選考通過率を上げるためにチェックしておきましょう。

自己PRと長所の違いとは?同じ内容にならない書き方のコツ【例文あり】

自己PRと長所の違いとは?同じ内容にならない書き方のコツ【例文あり】

自己PRと長所の違いは分かりづらく、同じ内容になりがちです。しかし、自己PRと長所(短所)では求められる内容が異なるため、両者の違いを正しく理解することが大切です。本記事では、違いを明確にし、自身の強みをアピールする書き方を解説します。例文や長所短所の一覧も参考にしてください。

【例文あり】自己PRで真面目さを魅力的に伝えるエピソードの作り方

【例文あり】自己PRで真面目さを魅力的に伝えるエピソードの作り方

真面目さは多くの学生が自己PRでアピールします。ありきたりなエピソードだと企業に魅力が伝わらず、受け身な印象をもたれてしまうことも。この記事では企業が評価する真面目さとは何かを例文つきで解説。他の学生と差別化してオリジナリティのある自己PRに仕上げましょう。

自己PRで「行動力」をアピールする書き方と注意点【例文あり】

自己PRで「行動力」をアピールする書き方と注意点【例文あり】

企業では目標に向かって努力したり自ら課題を発見したりする行動力が求められます。自己PRで行動力をアピールする際は、その行動に至った理由を述べることが大切です。本記事では、企業に求められる行動力の内容、自己PRを魅力的に伝える方法や注意点を解説します。

【例文あり】自己PRで「計画性」を効果的にアピールする方法と注意点

【例文あり】自己PRで「計画性」を効果的にアピールする方法と注意点

計画性がある人は業務をスムーズに進められるため、自己PRで計画性を強みにするのは効果的です。ただし、計画性は他の学生もアピールしやすいことから、差別化しにくいデメリットもあります。記事の例文や言い換え表現も参考にしながら、計画性を魅力的にアピールするポイントを押さえましょう。

【例文8選】自己PRで企業に「好奇心」をアピールする方法

【例文8選】自己PRで企業に「好奇心」をアピールする方法

ESの自己PRで「好奇心」についてアピールすることは非常に効果的です。好奇心がある人は、言い換えると「視野が広く向上心が高い」ということであり、企業にとってプラスに働くイメージをもたらすことができるでしょう。この記事では、例文を交えオリジナリティのあるアピール方法を解説していきます。

ESの自己PR「柔軟性」を魅力的にアピールする書き方とコツ【例文あり】

ESの自己PR「柔軟性」を魅力的にアピールする書き方とコツ【例文あり】

自己PRで企業に柔軟性をアピールするためには、具体的なエピソードが不可欠です。志望先に合わせて柔軟性を適切に言い換えることも重要です。本記事では、5つの例文とともに、企業に求められる柔軟性、自己PRの書き方、柔軟性をアピールする際の注意点などを解説します。

自己PRで努力した経験を効果的にアピールするコツと注意点【例文あり】

自己PRで努力した経験を効果的にアピールするコツと注意点【例文あり】

就活の自己PRで努力家であることを強みにするポイントを解説。企業も努力のできる人を重宝しているため、努力してきた経験をうまく話すことで、内定に1歩前進できるでしょう。努力は継続して続けたことを裏付けて証明することが大切です。例文を参考に自己PRのポイントを押さえましょう。

自己PRで「負けず嫌い」を魅力的にアピールするポイント【例文あり】

自己PRで「負けず嫌い」を魅力的にアピールするポイント【例文あり】

就職活動において「負けず嫌い」をアピールする学生は多いでしょう。負けたくないと努力する姿勢や逆境への強さは、仕事においても重要な力です。しかし、「負けず嫌い」は良い印象ばかりではありません。この記事では、「負けず嫌い」を活かして自己PRするときのポイントを例文付きで解説します。

自己PRで「積極性」をアピールするポイントと注意点【例文あり】

自己PRで「積極性」をアピールするポイントと注意点【例文あり】

就活の自己PRで「積極性」を上手く伝える書き方のポイントを解説。志望する企業がどんな人材を求めているのかを理解し、企業に合わせたアピールを心がけることが大切です。積極性を言い換えるなど、工夫しながら、魅力的な自己PRを作成していきましょう。

自己PRでチャレンジ精神を魅力的に伝えるコツを解説!【例文あり】

自己PRでチャレンジ精神を魅力的に伝えるコツを解説!【例文あり】

自己PRでよく用いられる「チャレンジ精神」。抽象的な表現のため、企業に伝わるのか不安な方も多いことでしょう。本記事では、チャレンジ精神を上手くアピールするうえでの考え方や自己PR例文を紹介。エントリーシートの通過率を高めるコツも合わせて解説します。

【例文あり】自己PRで傾聴力を効果的にアピールする方法と注意点

【例文あり】自己PRで傾聴力を効果的にアピールする方法と注意点

傾聴力のある学生は会話から相手のニーズを引き出して課題解決につなげられるため、うまく自己PRできれば企業から好評価を得られる可能性があります。この記事では、傾聴力を他の学生と差別化してアピールし、採用担当者に印象付ける書き方を解説します。

【例文あり】主体性を自己PRでアピールしたい!書き方のポイントを解説

【例文あり】主体性を自己PRでアピールしたい!書き方のポイントを解説

現代社会で企業が求める人材に重要な「主体性」。就活においても主体性を発揮した経験やエピソードを自己PRで企業に上手く伝えられれば、自分の希望する企業から内定をもらえる可能性が高まることでしょう。本記事では、主体性をテーマに自己PRを作成する際のポイントを解説します。

【例文あり】自己PRで「粘り強さ」を効果的にアピールする書き方

【例文あり】自己PRで「粘り強さ」を効果的にアピールする書き方

自己PRにおいて「粘り強さ」は、アピールしやすいポイントの1つです。企業も粘り強さのある人材を求めているため、粘り強さをアピールすることは効果的だと言えるでしょう。しかし、他の学生と差別化できなければ埋もれてしまうというデメリットも。この記事では、粘り強さを効果的に伝える書き方と例文を紹介しています。

【例文あり】ESの自己PRで「探究心」を効果的にアピールする方法

【例文あり】ESの自己PRで「探究心」を効果的にアピールする方法

企業に評価されやすい探究心を自己PRでアピールする方法を徹底解説。物事に関心を持ち、究明しようとする探究心は、ビジネスの現場において必要となる能力です。そんな探究心をESの自己PRで魅力的にアピールするポイントや注意点をわかりやすく解説しています。

自己PRで「チームワーク」を自分らしくアピールする方法【例文あり】

自己PRで「チームワーク」を自分らしくアピールする方法【例文あり】

企業はチームワーク力がある人材を必要としているため、自己PRでチームワークをアピールすることは効果的です。しかし、チームワークをアピールする就活生は多く、採用担当者の感心を引く為には表現力や構成など工夫が必要です。この記事では、他の人と差別化してアピールする方法を紹介しています。

自己PRで「素直さ」をアピールする書き方とポイント【例文あり】

自己PRで「素直さ」をアピールする書き方とポイント【例文あり】

ESの自己PRで素直さをアピールするためには、どのように素直さを活かして企業に貢献するかを伝えることが大切です。素直さを発揮したエピソードを具体的に述べなければ、あなたの魅力は十分に伝わりません。本記事では、自己PRの例文とともに、素直さを十分にアピールする方法を解説します。

自己PRで「適応力」をアピールする方法と注意したいポイント【例文あり】

自己PRで「適応力」をアピールする方法と注意したいポイント【例文あり】

多くの企業が社員に求める要素の一つに「適応力」があります。そのため、自己PRで「適応力」をアピールするのは有効的だといえるでしょう。適応力とはどのようなスキルなのかを理解し、ポイントを押さえてアピールすることで、就活で差をつけましょう。この記事では、周囲と差別化する適応力のアピールの方法と注意したいポイントを解説します。

自己PRで「調整力」を効果的にアピールする方法【例文あり】

自己PRで「調整力」を効果的にアピールする方法【例文あり】

調整力がある人は、周囲を巻き込み良い方向へ物事を進めることができます。そのため、企業が重要視するポイントの1つです。しかし「調整力」をアピールする学生は多く、関心を引く内容にしなければなりません。この記事では、自己PRで「調整力」を伝えるときのコツや注意点を解説しています。

【例文あり】自己PRで「問題解決能力」をアピールする方法と対策とは?

【例文あり】自己PRで「問題解決能力」をアピールする方法と対策とは?

就活で求められる自己PRの一つの「問題解決能力」をアピールする方法を解説。問題解決能力の定義や上手く伝えるポイントを紹介します。記事後半では問題解決能力をテーマにいくつか自己PRの例文を用意。就活のES通過率を高め、幸先の良い就活をスタートさせたい方は必見の内容となっています。